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体験談・コラム

行政書士開業から現在までの実体験談や事務所経営や実務において日々思ったことを綴っています。

行政書士試験の勉強は実務に役立つのか?

僕も全ての業務を網羅して行っているわけではありませんので断言はできませんが、実務においては、行政書士試験の勉強はあまり役には立たないと思います。

行政書士試験は実務に活かすための試験と言うより、行政書士としての素養を図るための試験ですので、実務を意識した問題形成はされていないらしいです。

例えば僕は会社設立・債権回収・融資・ビザ申請・許認可を主な取り扱い業務としていますが、試験勉強で学んだことで、そのまま実務に応用できるものは何一つありません。

行政書士試験には商法(会社法)も出題されますが、会社の設立手続きは実務書などを読んで、実際に自分で書類を書いたり、役所手続きをしなければわからない部分が多いです。

内容証明だって書けないと思います。(もちろん、民法などの抑えるべきポイントは試験勉強で身についているはずですから、その意味では試験勉強が無駄と言うことはありません。)

ですから、合格直後はできるだけ早めに、実務書を購入して勉強するなり、各行政機関に問い合わせたり、資料を集めておいたりする努力が必要だと言えます。

行政書士試験勉強と実務の勉強はまったく別物と考えましょう。また、マーケティングや経営の勉強も当然別物です。

試験合格後は意識を変えて、別分野(実務や経営)の勉強をすぐに始める必要があると思います。

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